茶農家歴60年 堀口泰久(ほりぐち やすひさ)さんが語る今年の新茶の出来

私は今、鹿児島県志布志市有明町にある茶畑に来ています。鹿児島県は全国2位のお茶の生産量を誇り、中でも有明町は高品質なお茶の産地として有名です。さっそく伊藤園の契約茶農家 堀口泰久さんに、気になる今年の新茶の出来についてお話を聞いてみましょう。

茶畑全体から力強さを感じます。~冬の厳しい寒さが、力強い新茶を育てる~

「今年は1月末に鹿児島でも雪が降るほど気温が下がったおかげで、茶の樹が成長を止めて栄養分を十分蓄えられたし、今は気候的に落ち着いて徐々に暖かくなってきています。そのため親葉の生育状況も良く、茶畑全体から力強いパワーを感じます。まだ気は抜けませんが今年の新茶は例年と比べて良いものになると思いますよ。」

全身の気を配り、大自然と会話しながら五感でお茶を感じる事が大切

「お茶づくりは大自然が相手。天候次第で状況は一瞬の内に変わってしまいます。だから茶畑を毎日見回って全身の気を配り、大自然と会話しながら、その都度、的確に判断、行動することが大事なんですよ。皆様に新茶の生命力あふれる味や香りをお届けできるその日まで、気を抜かず頑張ります。」
そう語りながら茶畑をみつめる泰久さんの目は、こどもを見守る親のように凄くやさしい目をしていました。