茶産地育成事業のモデル地区、宮崎県都城市から新茶の便りをお届けします!

「お~いお茶」が多くの皆さまに愛されてきたこともあり、国産茶葉の需要がますます増加傾向にある中、伊藤園は、高品質な茶葉を安定確保するための「茶産地育成事業」を推進しています。今回はその計画のスタート地であり、伊藤園とともに畑の段階からお茶づくりを行っている宮崎県都城市で、農業生産法人アグリセンター都城の宮丸代四郎さん(写真左)、黒木聖介さん(写真右)にお話を伺いました。

お茶づくりに適した気候条件と、茶づくりの伝統が美味しい都城茶を生み出す。

宮丸代四郎(よしろう)さん「この辺りは盆地のため朝霧が発生しやすく、昼夜や季節ごとの寒暖差が大きい土地柄。九州の中でも冬の冷え込みが強く、茶の新芽がゆっくりと成長して栄養を蓄えるため、美味しく香り高いお茶が育ちます。また、250年の長い茶の歴史を持つ都城は、伝統深いお茶の名産地なんですよ。」

植えたお茶の樹は300万本!今後も地域の要望に応じて事業に協力していきたい。

宮丸代四郎さん「2001年の茶産地育成事業開始から、15年間かけて約150haの畑にお茶の樹を植え、その後の生育も順調です。植えたお茶の樹は約300万本、150haはテニスコートに換算すると約3000枚分の広さ。新茶は計画通り初摘みを開始し、伊藤園の「お~いお茶」専用荒茶工場で順調に加工しています。」

お茶は時間と手間がかかる。強い覚悟が必要なだけに、収穫の喜びは言葉にならない。

宮丸代四郎さん「事業の開始当初は試行錯誤の連続で、樹を枯らせて4haの茶畑を植え替えたことも。他にも様々な苦労があったし、茶は苗を植えてから茶葉を摘めるまで5年もかかりますから、2005年春に初めて新茶を摘んだ時は本当に嬉しかった!一人前の茶畑になったなあと、しみじみ喜びを噛みしめました。」

地元の評判も上々で嬉しい。担い手不足解消や地域農業の振興に一役買えたら。

黒木聖介さん「私たちは、主に地域の休耕農地を借りて茶畑を増やしていますが、茶畑にいるときに地主の方から「おー、立派な茶畑になったね!他にも土地があるから、そこも茶を植えてくれよ!」なんて声をかけられることもあります。地域農業の振興は大切な目的ですので、そういう声は大きな励みになりますね。」

これからが正念場!1つずつ着実に課題をクリアし、美味しいお茶をお届けします。

黒木聖介さん「新茶時期の失敗は許されないから、最後まで気を抜けません。これからが正念場です。それに、お茶は一度植えれば30年以上茶葉を収穫できる永年作物。まだ事業に関して課題は多いですが、10年20年と長いスパンで物事を見て、伊藤園さんと共存共栄の精神で今後も共に歩んでゆけたらと思います。」