歴史深いお茶の名産地、三重県四日市で新茶の初摘みがスタートしました!

皆さまこんにちは!今回私は、新茶の摘み採り真っ最中の三重県四日市市に来ています。三重県といえば、緑茶生産量国内3位を誇り、伊勢茶のブランドで有名なお茶の名産地。四日市市水沢(すいざわ)町でお茶づくりを行う、有限会社 まるは茶業の若きリーダー 萩村健(はぎむらけん)さんにお話を伺ってきました!

伊勢茶のルーツは、何と平安時代!空海上人がもたらした伝統のお茶づくり。

萩村さん「伊勢茶の歴史は古く、平安時代、空海上人が水沢の地に茶を伝えたことがルーツとされます。それにこの辺りは昼夜の寒暖差があり土も良いため茶の生育に適しており、味のバランスに優れた滋味深い茶が育ちます。また、この地区のお茶づくりに特徴的なのが「かぶせ茶」と呼ばれる独特なお茶の存在です。」

茶摘み前のひと手間がお茶の品質をアップ!茶農家の知恵が生んだ「かぶせ茶」とは。

「かぶせ茶は、摘み採り前の1~2週間、茶葉に寒冷紗※をかぶせて日光を遮ぎる手法で育てたお茶。茶葉の深い緑色、甘くまろやかな味わい、かぶせ香と呼ばれる上品な香りが特徴です。かぶせ茶に用いる寒冷紗は遮光率が85%以上と高く、かぶせる期間も長い。摘み採り時期の見極めが難しく、かつ重要です。」
※寒冷紗の効果に関しては、06話 「「お茶トリビア その1」~茶畑マジック?黒い茶畑の謎」をご参照ください。

新茶で活気づく町を見るのが幸せ。地域のまとめ役として、茶農家との連携を大切に。

「かぶせた後は強風が心配。農家によっては、風が吹く間は寒冷紗を外して、止んだらかぶせ直す人も。美味しい分、手間がかかるお茶なんです。特に新茶時期は毎日早起きして、誰よりも多く茶畑に出ています。地域6軒の契約茶農家の所にも時間を惜しまず顔を出し、情報交換などコミュニケーションを欠かしません。」

美味しいお茶であることはもちろん、お茶の安全性や透明性にとことんこだわる。

「お茶づくりにおけるトレーサビリティの徹底も、安全かつ美味しいお茶づくりにとって必要不可欠です。トレーサビリティとは、茶農家や畑の情報、加工の工程などを明記し、迅速に開示できる仕組みのこと。また食品に関する国際的な安全規格をいち早く取得するなど、常に先進的な手法に着目、実践しています。」

伊勢茶のつくり手として誇り、責任がある。かぶせ茶ならではの美味しさを伝えたい。

「祖父の代から40年の付き合いですが、伊藤園さんは産地、現場目線の考え方を大切にされています。社員の方が直接水沢に来て、対話が出来るので意思の疎通を取りやすい。今後も、かぶせ茶の長所を活かした良質な茶葉を提供し、互いの信頼関係を強め、契約産地としての意義を確固たるものにしていきたいです。」