茶畑と消費者を信頼でつなぐ取り組み。お茶のトレーサビリティを解説します!

おいしいだけでなく、安全なお茶を味わいたい。近年、私たち消費者の意識は、食の安全に対してますます強く注がれるようになりました。そこで今回は、伊藤園が茶業界で初めて導入し、長年取り組んでいる「トレーサビリティ」について、前回に続いて三重県四日市市 まるは茶業の萩村健さんにお伺いしてきました!
※まるは茶業さんのお茶づくりに関しては、新茶編22話もご覧ください

お茶づくりの道すじを透明化。作り手の顔が見えるお茶づくりを実践しています。

萩村さん「トレーサビリティの語源は、Trace(トレース):跡をたどる+Ability(アビリティ):可能。つまり、食品の生産履歴を追跡し、情報を開示できるシステムや体制のこと。生産過程を透明化してお客様にご安心いただくと共に、万が一製品に問題が発生した際の原因追究などを、迅速に行える利点があります。」

茶の苗木を植えてから、お客様の手元に届くまで。作り手としての責任を全うしたい。

「私たちが提供している「お~いお茶」の原料茶葉で言えば、いつどんな茶の苗木を植え、どのように土づくりをし、どの時期に摘み採ったか。茶葉の加工の段階では、茶葉の細かな蒸し時間や設定温度など。様々な情報をデータベース化し、伊藤園さんの要求に応じて即日開示できるような態勢を整えています。」

常に先手を打つ気持ちで、伊藤園からの要求に応えられる体制をつくっていきたい。

「また、まるは茶業では、トレーサビリティの仕組みをつくる中で、「GLOBAL G.A.P」や「FSSC 22000」といった国際的な安全規格をいち早く独自に取得し、モデルとしました。外部目線の厳しい基準を入れることで、品質や衛生管理のルールをより厳格化できた上に、現場スタッフの意識向上にも役立っています。」

試行錯誤の中で深まる茶農家との絆。地域一丸となって伊勢茶を盛り上げていけたら。

「それまで茶農家ごとに任せていた管理方法を統一していく上では苦労もありましたが、一元化することで管理・運営がスムーズになり、お茶の品質向上にも成果が出ています。今後も、地域のまとめ役として茶農家同士の横のつながりを大切に、おいしく、しかもお客様に信頼されるお茶を提供していきます。」