たゆまぬ努力と強い結束力が、牧之原のお茶を守り、未来へつなぐ架け橋となる。

前回に引き続き、日本屈指のお茶処、静岡県牧之原市よりお伝えします。今回は、今年から赤堀有彦さん率いるグループに加入し、伊藤園との契約栽培をスタートした大石浩和さんを訪ねました。牧之原でお茶づくりに関わる人々が共に歩む姿、伊藤園とのお茶づくりにかける想いをお伝えできればと思います!

牧之原茶のさらなる発展に向けて。契約栽培は新たな挑戦であり、チャンスだと思う。

大石さん「契約栽培を始めたきっかけは、地元農協の『JAハイナン』さんからのお誘いでした。安定した経営、地域のお茶の振興という目的に賛同し、一念発起したんです。今後、求められる品質に応えられるようお茶づくりを試行錯誤しつつ、契約栽培を行う茶畑を徐々に増やしていきたいと考えています。」

伊藤園との契約栽培が、茶業界の抱える問題解消の一手になってくれたら。

「JAさんは、特に繁忙期には毎日のように工場に顔を出してくれて、情報交換できるので心強いですね。牧之原は茶産地としての歴史と知名度、蓄積したお茶づくりの技がありますが、高齢化や担い手不足などの問題も抱えています。私も窓口役となって賛同者を増やし、牧之原茶の振興に一役買えればうれしいです。」

地域のまとめ役としての大きな期待。お世話になった先輩たちの想いに応えたい。

「赤堀有彦さんはお茶を始めた頃からの大先輩で、お茶づくりや経営などに関して、厳しくも優しく教えてくれた尊敬する茶農家です。赤堀さん親子をはじめ、グループの茶農家の連携をより強くしていくことも課題の一つ。お互い良い意味でのライバルとして、切磋琢磨しながら良い方向に進んでいきたいですね。」
※赤堀有彦さんのお茶づくりに関しては、前編をご覧ください

愛する家族のため、牧之原のお茶のため。お茶づくりに全力を注いでいく。

「以前、長女が小学校で将来の夢を発表したのですが、『世界にお茶のことを知ってもらいたいので、英語を勉強します』って言ってくれて。将来はお茶の仕事をしたいみたいなんですよ。妻も仕事の面で力になってくれるし、家族のため地域のために力いっぱい頑張らないと。課題は多いですが、気合は十分です!」

伊藤園、農協、茶農家が三位一体となって、牧之原のお茶、日本のお茶を盛り上げる。

「私たちのお茶が、全国で売っている「お~いお茶」に使われることに関しては、新鮮かつ、茶農家としてうれしい思いですね。3人の愛娘たちも喜んでいますし、元気の源になりますよ。この地域が持つ力を結集して存分に活かし、JAさんや伊藤園さんと協力しながら、おいしいお茶づくりに励みたいと思います。」